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第22話 弟

扉から現れたのはあまりに意外な人物だった。
それはハンゾウ、ウコン、ゲンナイの3人。
「どういう事だ?」
この以外な展開にまっさきに口を開いたのはもちろんバロックだった。
ロココはハンゾウの姿を久しぶりに見たことで、ほんの少し気をゆるませる。
ハンゾウ達に続いて、三長老が姿を現す。
バロックは脇目もふらず三長老のもとへ歩み寄る。
「お前達が俺の弟や、沢山の人々を………!」
バロックが三長老に襲いかからんとする!
フロアの中のエボリューターが今残らず動き始めたそのとき……
三長老の1人が口を開いた。
「すまなかった、バロック」
その声は低く、それほど大きな声ではなかったが、全員の耳に届いていた。
そして、今まさにそこで繰り広げられるはずだった血みどろの大乱戦にストップをかける。
「…………そ、それですまそうというのか!?」
バロックは当然それで気が収まるはずはない。
「バロック、お前達が例の病院の火災に不振を抱き、
 ここに辿り着いたのは、さっきまでのパイロンとのやり取りでわかった、
 そして、パイロンに指示し、あの火災を起こさせたのも、
 確かに我々だ」
「ふん、開き直ったか!」
「しかし、あの火災に被害者はいなかったのだ」
三長老のこのことばはあまりにも説得力がなかった。
「どういうことだ!?確かに80名にのぼる死傷者がいたはずだ!」
「すべては、我々が操作した情報なのじゃ、
 最初から一般市民を巻き込むつもりなどなかったのじゃ、
 炎を操れるパイロンがいれば、どんな火災でも
 それぐらいは可能なのじゃ」
「………!!!それを信じろというのか!!
 それが本当だとしても何のためにそんなことを!?」
三長老の話していることはロココ達にとっても理解しがたいことだった。
どうやら、自分達には知らされていない、真実がある。
それだけは確かなことだった。




「ロココ、お前達はモーラという生き物に会ったことはあるか?」
三長老が口にしたのはあまりに以外な名前だった。
「………ある」
「うむ、その時モーラはなんと言っておった?」
「………地上という世界、そして俺達は進化の過程にうまれた突然変異だということ…」
「………そうか………
 我々は…ロココ、お前の持つチカラ、潜在能力に並々ならぬ期待をしている、
 その理由については、これから話すが、
 モーラもどうやら同じように、お前に何かを感じ、
 そして、お前達が目指すべき道を示したんじゃろう。
 全てを話そうとしなかったのは、
 お前達自身のチカラでそこに辿り着かせ、さらなる成長を望んだからじゃろう。」
三長老は代わる代わる話しを続ける。
しかし、
「いいかげんにしろ!!それとさっきの話とどう関係があるんだ!!!」
しびれを切らしたバロックがどなりちらした。
「すまんの、バロック、少し長い話になるのじゃ、
 辛抱して聞いてほしい、
 10数年前、我々は産まれたばかりの赤子から、
 その者がエボリューターであるかどうか、
 どれほどの能力をひめているかどうかを知る術を手に入れた、
 それは、バロック達とロココ達が産まれた時期の間のことだろう」
「そうだ、俺やバロックが産まれた時にはそんな技術はなかった」
三長老の話に興味を持ち始めたロミオが口をはさんだ。
「うむ、そうじゃ、
 まずは、そうまでしてその存在を把握する必要があった
 お前達エボリューターという存在について話さねばなるまい。
 ロココ、モーラは一つお前達に嘘をついた、
 エボリューターは突然変異などではない、
 人によって遺伝子操作され作られた超能力者なのじゃ」
「……………」
ロココは黙って話を聞いている。
「恐らくはこれから話す地上という場所に直接関わる話だったからじゃろう、
 とにかくじゃ、ここが地上という世界のはるか地底に存在するのは事実じゃ、
 そして、何らかの理由で人間は地上に住むことができなくなり、
 この世界を作り、移り住むことになった、
 その際に、地底にこの世界を築くにあたり、
 当時まだ悪辣だった地底の環境下でも充分に活動できる
 強靭な肉体をもった人間が造り出された。
 それがお前達エボリューターの始まりじゃ。
 その後完成したシティに通常の人間が移り住み、
 エボリューター達の遺伝子は低い確立で、隔世しながら受け継がれ
 現在にいたるのじゃ」
少し考え込んでいたロココが口を開く。
「もしかしてモーラは…エボリューター?」
ロココの言葉に三長老は驚く。
「!…よくそこまでわかったな…
 その通りじゃ、モーラは体こそモグラではあるが、
 人間の知能を持ち合わせておる。
 つまり人間の体を用いずに最初に実験体として作られた、
 エボリューター第1号じゃ。
 そして、彼女はこのアルカディアシティが誕生してから今まで、
 全てを見続けてきた。
 ある日ワシらはモーラから、こんな話を聞いた。
 地上で何か不穏な動きがある…と。
 ワシらはこのシティができたときに、全てを統治するものとして
 アンデッドという不死のスキルを持って生み出された、
 エボリューターじゃ。
 しかし、わしらは地上を知らない。
 モーラのように地中を自由に動き回るような能力はないからの。
 ながきに渡ってこのシティを統治し、
 身近にエボリューター達を置いたのには、ある一つの使命のためじゃった。
 それは、地上を再生させる強力なチカラを持ったエボリューターを
 見つけること…
 エボリューターを造り出した科学者達は、その能力が、
 遺伝し、さらなる能力を開花させていくことに目をつけたのじゃ。
 もちろん自分達も、その能力を持ったエボリューターを
 生み出すべく、研究は続いたのじゃが………」
三長老はここまで話すと言葉をつまらせた。
「その研究が思いもよらぬ事態を引き起こした…」
ついさっきまで怒りに震えていたバロックも、
ロンの死に我を失いつつあったロココも、
いつの間にかこの三長老の話の虜になっていた。
「我々の想像を絶するエボリューターを生み出してしまったのじゃ…
 もちろん、それの能力は我々が求めていたものではなく、
 そして、そのエボリューターはまた、邪悪な心を持って産まれてしまった」
バロック達は息をのんだ。
「そいつのスキルはなんだ?」
「………わからん、しかし、
 強力なチカラの持ち主であることは間違いない。
 恐らく地上に残った人間はそいつ1人に全滅させられた。
 この事件が起ったのは、ちょうどバロック達が産まれた頃じゃ」
「そのエボリューターの名は『ユニオン』という」
ここにきて初めてハンゾウが口を開いた。
「ハンゾウ達3人には、その地上を探るという、
 危険な任務を与えておったんじゃ」
「ユニオンによる支配は、地上とこのシティの関係を一転させた。
 ユニオンがいるのが地上である以上、このシティの命運はユニオンが握っている。
 ヤツがその気になれば、この世界はいつでも地の底に沈む。
 そして、ユニオンが求めたものもやはり、地上再生能力だった。
 ユニオンはその強大なチカラをもって地上の支配者になろうとしている。
 それをより効率的に探し出すために例の、
 産まれたばかりの赤子から能力をはかる技術が我々にもたらされた。
 そして………
 その運命の子ともいうべき、非常に強い能力を指し示す赤子は、
 そう待たずして誕生した」
バロックの頭の中のバラバラに散らばっていたパズルが今一つになった。
「あの火災はその事実を地上に隠すために起こした
 隠蔽工作だということか。
 ならば俺の弟は今どこにいる!?
 お前達の話が本当なら、姿を消した俺の弟こそ、
 その『運命の子』ということになるぞ!」
「バロックよ、そのとおりじゃ、
 もし、地上にその子を引渡せば、どうなるか、
 ワシらは、この都市は…用済みじゃ。
 ワシらはこの都市を守るため………
 その子供を…殺すことにしたのじゃ……」
「!!!!!!!!!?」
バロックの思考は崩壊寸前だった。
失い、そして生きているといわれ、そしてまた失った…
「う、う、う、おおお…」
両手で頭を抱え悶絶するバロック。
「バロックよ、聞くのだ、最後まで!
 ワシらはあやまちを置かした、
 大勢の命を救うためだからといって、
 生まれたての小さな命を奪っていいわけなどなかった。
 この間違った任務をワシらはパイロンに与えたのじゃが…」
バロックの鋭い視線の先でパイロンが話し始める。
「………………………………できなかった」
バロックの目はさらなる説明を求める。
「私は任務を当たり前のごとく遂行するつもりだった、
 しかし、見てしまった、ひと目、その赤子を………
 その子は炎に包まれる病院の中で泣いていた、
 その身を抱くと、あまりにも軽い、
 人に抱かれたことがわかったのか、
 熱さから逃れるためか、
 私のムネに顔を埋めた………
 私は何も考えず、その子を抱いたまま走り出していた……
 そしてある孤児院の前にその子を残した、
 一つだけ、『昨年産まれた子として育てるように』と手紙を残し」
それは万が一にも地上がその子に辿り着かなくさせるための
パイロンの咄嗟の判断だった。
「本当に生きているのか?」
バロックは再び三長老に詰め寄る。
「生きている、そして
 今………この部屋にいる…………」
「!!!!!」
バロックはその部屋にいる人間を慌てたように見回す。
弟なんだ!男!俺よりも5歳位年下だ!バロックの脳は必死で弟を探そうとする。
そして一つのキーワードに辿り着いた。
……………アクセレイション!……………
バロックの視界にはロココの姿がある。
「……………そうじゃ、バロック、お前の弟はロココじゃ」
驚きはロココも同じだった。
「俺に………兄弟が………」
ハンゾウがウコンをチラリと見ると、
ウコンは優しげな笑みを浮かべてロココを見ていた。
バロックはフラフラと足をまるで引きずるように、
ゆっくりと、ただまっすぐにロココのもとに歩いていく。
今だ戸惑いを隠せずにいるロココの前に立つと、
その両肩を震える手で、しかし強くつかみ。
「………よくぞ………よくぞ生きて………」
そこまで言葉にしたところで、バロックは崩れるように膝をつくと、
ひと目をおしまずに涙を流した。
それは、恋人のエイプリルも、幼なじみのロミオを初めて見る、
バロックの涙だった。
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第21話 真実の扉

ロココの耳には多分何も聞こえてはいなかっただろう。
その視界にも、敵であるバロックの姿以外は見えていなかったかもしれない。
恐らくロンの一件で逆上しているロココは目の前の敵を叩くことしかもう頭にないのだ。
対するバロックは逆に驚くほどに冷静に現状を見ている。
対照的な心境にある、同じスキルを持つ2人。
その戦いはほとんど互角、しかし、それを目で追うことはもはや不可能で、
エイプリル達も、遅れてその場に現れたナナシも2人が残す
帯のような残像が無数に走る様を、ただ、見ているだけだった。
が、呆然と2人の戦いに目を奪われていたナナシのサーチが
強力な何かが凄い早さで近づいてくるのを察知する。
ガオオオオオオオオオオオ!!!
それは獣のような雄叫びとともにその場に現れた。
「遅くなったな!助太刀に来たぜ!バロック!!」
ロミオであった。
「きさま!!トノとサコンをどうした!!!!」
仲間を失ったロココは、トノとサコンと戦っていたはずの敵が
ここに現れたことに、更なる怒りを覚える。
「ふん、あいつらにゃ手こずったぜ、
 なんせデレクワンまで出てきやがったからな、
 まあ、死んじゃいないぜ、当分動けやしないだろうけどな」
この強力な仲間の登場で圧倒的に有利にたったバロック達。
「もう勝ち目はないぞ、黙って引き下がった方が身のためだ」
バロックはロココに言い放つ。
「そうとも言い切れないぞ、バロック」
「何!?」
声の主はロココではない。
それはさっき、バロックがパイロンを仕留めた際にできた外壁の穴の外から聞こえた。
「まさか…!?」
バロックの不安は的中する。
その風穴の外に炎に身を包んだパイロンが姿を現した。
「さっきのは効いたぞ、バロック」
そういうとパイロンは再びその部屋に舞い降りた。
「ロココ、わたしはプリズマ達と同じく、三長老に仕えるものだ
 お前の敵ではない、今はそれ以上話している時間はない」
「…………………………」
ロココは何も言わない。
ただ、今、そのフロアには
現ポリス最強の男であるロココ、
三長老直属のエボリューターと名乗るパイロン、
エボルターズのリーダーであるバロック、
そしてそのナンバー2であるロミオ、
恐らくこのシティで最強の4人が揃っているのである。
まさに一触即発の状態である。
そして、そのはりつめた空気をさくように
三長老がいるであろう部屋の扉が開いた。
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第20話 仇

「ゲルトは今どこに」
ロココの目は怒りに震えていた。
「すまない…………わからない」
ナナシの答え。
「なんでサーチがあんのに、たった1人のエボリューターが見つけらんないんだ!!!!!!!」
今まで聞いたこともないような怒りに満ちたロココの声だった。
「だ、だって…………ごめん………ロココ………」
ナナシは声をつまらせる。
「ロココ!ナナシにあたらないで!!!」
クララがロココを禁める。
ロココは拳を握りしめ、体を震わせる。
「……………すまない、ゲルトが…………敵ならば
 この上に…いる連中が何か…知っているかも………
 今は上を……目指そう………」
ロココの言葉にナナシは黙ってうなずいた。
クララは、
「……………私はここに残る、ロンをこのまま1人には………できない」
「……………わかった」

ロココとナナシが去り、
静寂の中にクララとロンが残された。
「ごめんなさい、ロン、私……………わたし……」
クララのすすり泣く声が止まることはなかった。




パイロンの攻撃に包まれるエイプリルとコハル。
エイプリルのミラーではパイロンの炎を防ぎきれないと悟ったコハルは
最後の手段をとった。
自分達を真空で包んだのだ。
間一髪炎による攻撃を防いだ2人ではあるが、
その体は自ら作った真空状態に耐えることができない。
苦痛に顔をゆがませながらエイプリルはバロックを見ている。
その手は真空の中炎を失い実体化したパイロンを抱きしめていた。
「早く!!バロック!!!!」
「!!!!!」
バロックは仲間が決死の思いで作ったチャンスを無駄にするような男ではない。
次の瞬間、パイロンの顔には、最大に加速されたバロックの拳がめり込んでいた。
ズッガアアアアアアアアアアアン!!!!!
パイロンの体は凄まじい勢いではじけ飛び、
タワーの外装をも打ち破り地上へと落下していった。
「はあ、はあ、はあ、…………やったぞ…………」
バロックは弟の仇をとった。
エイプリルとコハルはその身にダメージを負ってはいたが、
自分の足で歩ける程度のものだった。
「これで、終わりではない」
バロックの言葉に2人はうなずく。
パイロンがこの部屋に現れた場所には巨大なドアがある。
三長老はあそこにいる。
バロックがそのドアに向かって歩き出したその時、
一筋の閃光がバロックをはじき飛ばした。
それは、その一回だけでは止まらず、
続けざまにバロックの体をまるでピンボールのようにはじき上げてゆく。
不意をつかれたバロックが何とかその攻撃をかわし、反撃の体制をとる。
攻撃をしていたのはロココ。
「2人とも下がっていろ!」
バロックがエイプリルとコハルに指示をだす。
アクセレイションを持つ2人が今初めて対峙する。
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第19話 ロン

クララ達がロココ達の元に辿り着いた時、
ロココは自分のヒザの上に横たわるロンを抱えて言葉にならない叫びを発していた。
「そんな………」
クララ達は自分の目を疑った。
ロココはクララ達の到着に気付くこともなく、ただ、ただ涙を流す。
「………どうして………こんなことに………」
ロココの涙がロンの頬に落ちると、
ロンがうっすらと目を開いた。
「ロン!!!」
クララ達がそれに気付き声をかける。
ロココはそれを涙に濡れる哀しげな目で見ているだけだった。
「……………みんな……………」
「……………ごめん……………」
ロンは今にも消えそうな声で、言葉を発する。
「……………俺……………馬鹿な……………ことを……………」
「しっかりして!!ロン!!!」
クララが必死でロンに治療を施す。
「……………クララ……………あったかい……………あり……………がとう……………」
「何いってるの!もう話さないで!!」
「……………俺……………欲しかったの………は………クラ……ラ………」
「…………………………」
クララの目から涙が溢れ出す、そして、理解してしまう。
もう手遅れだということを…
「ロココ……………やっぱり……………勝て……………なかった……………」
「………………ロン」
「なんて…………顔……………悪い…………のは…………俺……………」
ロココはまるで赤ん坊のように泣いていた。
「……………みんな……………ごめん……………」
ロンはもう一度そう言うと、静かに目を閉じた。




数刻前…
空中に広がったその電気の化身はまるで悪魔のようだった。
それが今ロココに襲いかかる。
もしロココが光速を発動しなければ、きっとそこで勝負はついてしまっていただろう。
ブリリアントベロシティ(光加速)を発動しロンの攻撃をかわしたロココは
床に広がる水を車が水たまりの上を走った時のように巻き上げ、
自分自身はそのまま宙に舞う。
電気化したロンの体は、巻き上げられた水にみるみる放電していく。
あっというまに通常の肉体に戻ったロンに
ロココの渾身の一撃が振り下ろされる。
それからは…

ゲルトはロンにこういったのだ
「チカラが欲しくないか?ロココなんて目じゃないぜ、お前なら」
ゲルトは心にスキのある人間を操り、
その人間が持っている能力を限界までひきだすことができる
マリオネットというスキルの持ち主だった。
「何言ってるの!ロン!行きましょう!」
クララはロンの腕を引いたが、ロンはぴくりとも動かなかった。
「………ロン」
クララは気付いていた、ロンが自分に恋心を抱いていることに。
そして、いつもロンがロココを越えられずにいることに、もどかしさを感じていることも。
「……………どうすればロココを越えられる」
ゲルトはニヤリと笑うとこう言った。
「簡単さ、ほんの少しの間、俺の手を握ればいい」
「駄目だ!!ロン!!!コイツは敵だ!!!!」
ナナシがゲルトの前に立ち両手を広げる。
しかし、
バチ!
「な!?」
ナナシはロンのスパークに崩れ落ちる。
「……………ロン……!」
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第18話 覚悟

「いつまでも、受けに回っていても面白くないな…」
今まで攻撃に転ずることのなかったパイロンがついにその拳を振るう。
狙われたのは、コハル。
「このままでも、戦えない訳ではないが、少し息苦しいんでな…」
「させるか!!」
バロックは当然そうさせまいとパイロンに躍りかかる。
バロックの一撃がパイロンに襲いかかる。
「それだ…」
コハルの造り出す真空の中にいたパイロンは、バロックの高速で加速された
攻撃を受けるのではなく、自らを浮かせ、それに飛び乗ったのだ。
パイロンはバロックのアクセレイションのスピードを自らの推進力にかえ、
真空から飛び出す。
その先にいるのは、コハル。
「!!!!!しまった!!」
不用意な自分の攻撃が味方のピンチを招いたことをバロックは瞬時に理解する。
自分の攻撃によって加速されたパイロンに追いつくことは出来ない。
「エイプリル!」
バロックはエイプリルに頼みをつなぐ。
コハルの前に立ちはだかりミラーを展開するエイプリル。
しかし
「そう動くのはわかっていた、しかし、今私は真空の中にいるわけではないぞ」
パイロンは今凄まじいスピードで迫り来る、灼熱の炎と化す。
エイプリルの視界は全てが炎と化したパイロンに覆われる。
エイプリルとコハルが絶望に包まれる。




「どうした、ロココ、ここはファームじゃないんだぜ、
 手を抜いてたら殺られるぞ!」
攻撃に転じたロココではあったが、自分の仲間相手に今だ本気にはなれずにいた。
「どうも、これじゃあ、話になんねえな、
 そうだ、思い出したぜ、
 あん時のこと、
 ………クララだ」
ロココの瞳孔が一気に開く。
「何を考えている!!ロン!!!!」
「決まってんだろ、お前の次はクララを仕留めよう」
ロココは瞬時に全身の血が沸騰するのを感じた。
「本当にもう、今までのロンはいないんだな…」
「やっとその気になったか」
ロココは今初めてロンを自分の敵と理解した。
目の前に立つロンの姿はみるみる巨大な電気の塊に飲み込まれていく。
ロココの体もまたまばゆい光につつまれていく。
ロンは不適な笑いを浮かべていたのだが、
巨大な電気の塊と化したそれをロココが見ることはもうできなかった。
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第17話 裏切り

「ロン、いったいどういうことだ!」
ロココは今まで生きてきた中で一番混乱していた。
「どうもこうもない!こういうことだよ!」
今ロココの前に立ちはだかっているのはロン。
しかも、今までのロンではない。
ついさっきまで行動を共にしていたロンとは比較にならないチカラをもったロンが
自分に牙をむいてくる。
今のロンは自らの体そのものを電気にかえられるまでになっている。
「ちくしょう!なんなんだ!ロン!なんで!?」
ロココはロンの攻撃を避けながら叫ぶ。
「ああ?うるせえな、避けてばっかじゃ勝負になんねえぞ!」
ロンはまだ水の残っている床に電流を走らせる。
「ぐああああああ!!!」
感電し、倒れ込むロココ。
「やっと足止めできたな、お前はすばしっこいからな」
「くっ…いったい…何が…あったんだ…」
感電したロココの体からは煙が立ち上っている。
「そういえば、前にもこんな雰囲気の奴を相手にしたことがある」
ロココは自分の記憶をたぐり寄せていた。
「そうだ、カーンだ!」
ロココが感じていたデジャヴは、ファームで最後に戦った相手、カーンであった。
「あの後でカーンの言ってたことが本当だとしたら…」
「何ブツブツ独り言いってんだ!!」
ロンは容赦なくロココに電撃を浴びせかける。
「うっがああああああ!!」
ロココの体が悲鳴をあげる。
ロンの目には今まで見たこともない、冷徹な光が宿っている。
「やらなくては…やられる!」
ロココはついに決断する。




「はあ、はあ」
「お願い、間に合って」
タワーの階段を、クララは祈りにも似た思いで駆け上がっていた。
「くそ、なんで俺はアイツの気配を感じ取れなかったんだ!」
ナナシはついさっきタワーのエントランスで起った出来事を思い出していた。

ロン、ナナシ、クララの3人はロココよりも随分遅れてタワーに辿り着いた。
「なんだよ、これ」
3人とも驚きを隠せない。
「上で何が起っているんだ…」
立ち尽くす3人の前にユニが現れ、ロココにしたのと同じ説明が繰り返される。
「とにかく、上に急ごう!」
その時だった。
「ロン…」
何者かの声がロンを引き止めた。
振り向いたロンは、忘れかけていた存在を目にする。
「お前……ゲルトか!?」
「ああ、そうだよ」
「ここで何してる!?ここに攻め入ったのはお前か!?」
「違うな…それは…」
「じゃあ、一体ここで何してる!?」
「さあな、でも………きっとオマエは俺に用があるような気がしてな、ロン」
「………何のことだ?」
突然現れたゲルト、ロン達の脳裏にファームでの出来事が蘇る。
今にもつかみかかろうとするナナシをロンが制した。
「ロン…」
「待つんだナナシ、コイツをぶちのめすのは話を聞いてからだ」
「フン、話がわかるじゃないか、ロン」
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第16話 極炎の宴

ロココとプリズマは巨大な水槽があった部屋に辿り着いていた。
そこには2人の男が倒れている。
エルモとクラーケンである。
「これはいったいどういうことだ?」
ロココは倒れている2人に歩み寄り、
エルモを抱き起こす。
「どうやらまだ息はある、気を失っているだけだ」
「うむ、こっちもそのようだ」
プリズマも同じようにクラーケンの容態をみていた。
そしてこう思っていた。
「クラーケンの相手はどうやらテレキネシスの男だ、
 俺が相手をしていた2人のレベルからいって、
 このテレキネシスの男は相当なチカラの持ち主のはず、
 見くびっていた我々もまずかったが、
 クラーケンが同士討ちに持ち込めるとは思えない、
 いったいここで何が………」
プリズマが思考を巡らせている間、ロココはある人間の気配を感じていた。
そしてそれは間違ってはいなかった。
「よお、ロココ、遅かったじゃないか」
「ロン!?どうやってこんなに早く?」
「ああ、それなんだけどな………」
ロンはゆっくりと右手の人差し指をプリズマに向ける。
「?」

バチイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!

ロンの指先から今までに見たこともないような電撃が走った。
まともに食らったプリズマはひとたまりもない。
そして驚くべきことは、ロンはさっきまで立っていた場所から、
プリズマのもとまで移動していたのである。
「!?ロン!?いったい…これは…いったい!?」
ロココは目の前で起った出来事が理解しきれない。
「……………ロココ……………
 俺は手に入れたんだよ」
「手に入れたって……………何を?」
「……………チカラだよ!」
ロンの目がギラリと光った。




バロックのスキルはアクセレイション、
パイロンの言ったことは間違っていなかった。
そしてエイプリルはミラーという、あらゆるものを跳ね返す鏡を自分の前に造り出す能力の持ち主。
そして、コハル。
彼女はバロックが、炎を操るであろう敵と戦うために必要だった仲間。
彼女は真空を造り出す。
「なるほど、3人掛かりか、
 しかも、攻撃、防御、そして敵の攻撃を封じる者
 よく考えられた布陣だ、
 それだけ警戒されていたことに喜びすら感じるぞ」
パイロンの抑揚のない声は、追いつめられたものの言葉か、
それとも余裕の現れなのか、まったくわからない。
「行くぞ!コハル」
「はい!」
コハルのスキルによってパイロンは真空の空間に包まれる。
常人なら引きちぎられんばかりの力の渦の中をパイロンは平然を歩いている。
しかし空気がない場所ではさすがのパイロンも炎になることはできない。
そこに、バロックの高速に加速された攻撃が次から次へと突き刺さる。
バロックの攻撃は凄まじく、加速された一連の攻撃は、時間にすれば一瞬、
まるで爆発が起ったかのようだ。
しかし、パイロンは…
「うむ、無駄のない、いい攻撃だ、
 短い時間に攻撃を集中させることで瞬発力とアクセレイションを
 フルに利用できている」
バロックの攻撃に耐えきっている。
「私の体はスキルを使わなくとも、デレクワンの強度を越える、
 バロック、お前も本気を出さねば、
 私を倒すことはできぬぞ」
圧倒的な強さを発揮するパイロン。
はたして勝負の行方は………
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第15話 三眼の男

もともと強力なチカラの持ち主である、プリズマは1対1の戦いになれば、
ジェイミーなど相手ではなかった。
光の早さの光線とブロックとでは、どちらが有利かは明らかだった。
ブロックの生産がプリズマの攻撃に追いつかなくなった時、
ジェイミーは地面に崩れ落ちた。
そしてシンゾウもやはりロココの前に敗北を喫した。
「ロココ、いいところに来てくれた、一人では危ない所だった」
ロココの協力に感謝するプリズマ。
ロココはそれに冷静に答える。
「それはいい、本来ならばアンタの存在自体がよくわからない、
 しかし、今はこのタワーに侵入した敵を倒すのが先決のようだ、
 話はあとでゆっくり聞かしてもらう」
「いいだろう」
ロココとプリズマはバロック達の後を追う。




バロック、エイプリル、コハルの3人はタワー上層の巨大なフロアに辿り着いていた。
壁一面に見たこともない機械?コンピュータ?が敷き詰められている。
誰の目にもここがこのタワーの最重要エリアであることがわかる。
「ここが………」
バロックはあたりを注意深く見回した。
薄暗い部屋のさらに暗い場所に、ゆらゆらと揺れる光がある…
それは燃えるように赤い、3つの光………
バロックの頭が一瞬でヒートアップする。
「きさまか!!!!」
そう叫ぶとバロックは一瞬で姿を消す。
エイプリル達が次に見たのは先ほどの3つの光があった場所で
巨大な炎が爆発するように広がるところだった。
バロックの拳は3眼の男の体をすり抜けると同時に炎に包まれていた。
「!!!!!?」
「………ここまで来たか………
 ………名はなんという?」
「………バロック、オマエに弟を殺された男だ!!」
「………あの時の………子供か!?………」
「どうやら覚えているみたいだな!
 そうだ!あの病院の火事のとき、確かにオマエは俺を見ていた!」
憤怒のバロック、それを冷静に見下ろす3眼の男。
「私はパイロン、炎の化身だ、今の一撃ですでにわかったはずだ、
 私は炎を操るのではない、私自身が炎なのだ………
 今のお前の攻撃でわかった、
 お前のスキルはアクセレイション…………
 お前では私に勝ち目はない」
「何の策も持たずにここに来ると思うか!!
 エイプリル!コハル!!
 チカラをかせ!!!」
バロックの指示に2人の女は何も言わず、走り出す。
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第14話 閃光

タワーでは今だシンゾウ、ジェイミーの2人とプリズマの戦いが続いていた。
戦況は………シンゾウとジェイミーの方に傾きつつある。
「く、二人掛かりとはいえ、こいつらがここまでできるとは!?」
押され始めているプリズマは自らの誤算を悔いる。
「ジェイミー、もう一押しだ!」
「よし!」
2人はプリズマを仕留めにかかろうとする。
シンゾウの分身は体積もしくはチカラを分散させて作るため、どんなに分身を増やしても、
実際のところ、戦力が増えるわけではない。
自身もそれを理解しているため、もっぱらその役目は敵の撹乱になる。
そして、ジェイミーはウォールを完全に使いこなしている。
プリズマが光線を発射するように、ジェイミーはブロックを弾丸のように発射する。
そしてそれは防御壁ともなり、強力な攻撃力を発揮していた。
2人は勝利を確信していた、が、ここに意外な人物が現れる。
ロココであった。
「な…なんなんだ…こいつはいったい…」
目の前で繰り広げられている凄まじい戦いに驚くロココ。
「ロミオの奴しくじったのか!?」
シンゾウは本来の計画通りならば現れるはずのないロココの登場に戸惑う。
「ロココ!コイツらは三長老を狙っているテロリストだ!
 チカラをかしてくれ!」
プリズマは早速ロココに助けを求めた。
ロココはプリズマのこと、つまり三長老直属のエボリューターの存在など知らなかったが、
シンゾウ達にとってのロココはもちろん敵である。
即座にシンゾウ達はロココを新しい敵と認識し、
ロココは戸惑いながらもプリズマに加勢する形となった。
「すまない、ロココ、今はどうやら詳しく説明している暇がない」
「わかった、いずれにしてもあいつらが
 センターに侵入した敵であることは間違いないみたいだ!」
「助かる!」
ロココの協力を手に入れたプリズマはニヤリと笑う。




ロココ達よりも10階程上ではエルモがクラーケンと戦っている。
クラーケンは水を造り出し、そしてそれを自在に操る。
高い所から水面に落ちると、液体のはずの水がコンクリートの堅さになるという。
水を自在に操るということは、かなりの攻撃力になる。
しかし………
「な、なんなんだい!?コイツは!?」
もともとあった水槽の水は、クラーケンが自分で造り出す水の他に用意した
自分の武器のはずだった。
「テレキネシスがここまで強力だなんて……聞いてないよ!?」
今、クラーケンの前にはまるで瀧の様に水の壁が迫っている。
「お前は水を自在に操れるらしいけどさ、
 俺は何でも操れるんだぜ!
 どうも、お前が造り出した水だけは例外みたいだけど、
 わざわざ水槽にたっぷり水を貯めといたのは失敗だったな」
「……………にしたって、これだけの量の水を操るなんて………」
「あんまり相手のことを舐めるなって話さ!」
「くっ……………」
エルモのチカラは圧倒的で、クラーケンにはすでになす術がなかった。
「ちくしょお!!!」
しかし、その時、辺り一面水浸しのフロアに閃光が走った。
何が起きたのか?
そこには倒れてピクリともしないエルモとクラーケンの姿があった。
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第13話 助っ人

トノとサコンはすでにかなり危険な状態に追い込まれていた。
「トノ、どうやらもうハッタリはバレてるみたいですね」
「うむ、すまんの、サコン」
もともと、戦闘には向いていないトノは、実際の戦闘が始まれば、サコンの足手まといである。
「………サコン………逃げるのじゃ………」
「!?何言ってんですか!トノ!」
「いいのじゃ、何よりここに来たのはロココ達を助けるため…
 そのための犠牲はワシ一人でいい………
 頼む………逃げてくれ………
 オマエ1人なら何とかなるはずじゃ………」
サコンは降り注ぐロミオ達の攻撃のなかで、その表情を緩ませる。
「トノ、あの事故からずっと一緒にいさせてもらいました、
 実際この体ですから、あの事故もトノがいなくても無事だったかもしれません………
 しかし、あなたのとった行動は偉大だった………
 今、また、同じようにあなたは人を助けるためにその身を投げ出している………
 今度は1人じゃありませんよ………
 最後までご一緒します………トノ」
「……………サコン……………」
トノは後悔した、仲間を持ったことを、
自分だけで良いはずの苦しみを、大切な仲間にも味あわせなくてはならないことを。
そして、その後悔とは裏腹に、トノの目から流れる涙は、
仲間を持ったことへの喜びと、感謝にあふれていた。
「……………すまんの、サコン」
涙を拭いながら、トノが感謝の言葉をしぼりだす。
「何度も言わせないでください、それは言わない約束でしょ」
サコンはやさしく笑った。

バロック達の組織の中でロミオはリーダーのバロックに次ぐ物理的戦力の持ち主であった。
シティで活躍するポリスの人数や、能力はもちろん事前に調査してあるため、
最初にマキューシオとベンボーリオが騒ぎを起こした際に、
動員されるであろうポリスもある程度予測がついていた。
おのずと最後に騒ぎを起こすポイントに残っているハイポリスが現れる。
このポイントだけは、生半可な戦力ではいけないとわかっていたため、
ロミオを筆頭に5人の精鋭が集められていたのである。
つまり、バロック達はロココ達をかなり警戒していたのである。
それは過去のハイポリスなどよりも遥かに危険なものとして…
今、ロミオはそのターゲットを追わなくてはならないのである。
「…いつまでも足止めされてらんねえ!」
今まさにロミオの必殺の爪が振り下ろされる。

ガキイイイイイイイイイン!!!

「!?」
ロミオの爪は凄まじい金属音に阻まれた。
「俺の教え子達を随分可愛がってくれたみたいだな」
「教官!?」
「……………デレクワンか……………
 まさかお前が出てくるとは思わなかったな」
ロミオは鋼鉄のデレクワンの左腕に4本の爪痕を残し、
突如現れたこの強敵との距離をとる。
「よくがんばったな、サコン、
 しかし、どうやら、コイツらはこの俺1人の手に負える相手でもないようだ、
 もう少し頑張ってくれるか?」
「…もちろんでさ!」
突然現れた強力な助っ人にサコン達は再び活気づく。
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第12話 足止め

カーンとクズキリはどちらも苦戦を強いられてはいるものの、
個人の能力では自分達のほうが上であるということに気付き始めていた。
それ以上に感じていたのは…
「おかしい…あまりにも奴らからの攻撃の回数が少なすぎる」
連絡を取り合った2人はいずれも犠牲者がいないということを知っていた。
そして自分達を圧倒するこの敵達は、時に効果的にカウンターを合わせてくるが、
それほどの破壊力を持ち合わせていない。
「………なるほど、そういうことか………」
カーンはどうやら全てを理解した。
「全員攻撃をやめろ」
「え!?」
ナズナとバルスが驚いてカーンのことを見る。
「いいんだ、どうやら俺達はいいようにコイツらに踊らされたらしい」
「どういうこと?」
「それはこいつらから直接聞いた方が早そうだ」
カーンがリーダー格の男を睨みつける。
「……………ふん、言いたくないならいい、
 恐らく、こいつらは俺達を倒すような攻撃力など持ち合わせてはいない、
 ただ、防御、回避に異常に特化した訓練を受けているんだ、
 倒しても倒しても起き上がってくる、
 次から次へと空を切る自分達の攻撃、
 俺達は勝手にこいつらを強い存在に仕立て上げてるだけだ」
「!!!」
ナズナとバルスは驚いて顔を見合わせる。
「そして、この明らかな時間稼ぎは、今センターで起っている事件と関係している」
ほぼ全てを見透かされたリーダー格の男、マキューシオは、
大きくため息をついた。
「バレちゃあしょうがないな、しかし、
 わかっていても、どうすることもできない、
 例えそうだとしても、ここに俺達がいる限り、お前達はここから離れられない
 違うか?カーン」
「……………そういうことだ、だが、さっきみたいに戦う必要はなくなった」
「そうか、では全てが終わるまで俺達とにらめっこだな」
マキューシオはニッコリと笑った。
これと同じことがクズキリ達のところでも起っていた。
カーンもクズキリも同じことを思う。
………ロココ、何とかしてくれ………
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第11話 水魔

巨大な水槽がある大きな部屋。
先を急ぐバロック達の前には第2の敵が立ちはだかっていた。
名をクラーケン、ハイドロという水を自在に操るスキルの持ち主。
「プリズマんところがどうなってるのかはわかってんよ、
 さて、俺の相手は誰がしてくれんだい?」
プリズマとは違い、だいぶ好戦的な敵のようだ。
「話が早い、エルモ、ココは任せるぞ」
「おう!」
「ふうん、テレキネシスかい、随分強力なスキルを持ったやつが
 いたもんだね~こいつは楽しめそうだ」
クラーケンはまるで獲物を品定めするかのようにエルモを見ている。
「気持ち悪いヤツだな、バロック先を急げ!」
バロック達はエルモを残し先に進む。
クラーケンはもったいなそうな顔でバロック達を見ている。
「みんな食べちゃいたかったな~」
「お前の相手は俺だぜ、タコ野郎!」
エルモがパチンと指を鳴らすと部屋にあった巨大な水槽が一瞬で粉々になった。
「へえ~それじゃあ楽しませてもらうよ」
クラーケンの目が怪しく光る。




ロココはやっとセンタータワーに辿りついたところだった。
タワー1階のガラスは全て割れ、10階位の高さからは凄まじい爆音が鳴り響いている。
「いったい何が起っているんだ?」
呆然と立ち尽くすロココ。
「ロココ!」
「ユニ!」
タワーからユニが駆け出してきた。
「何があったんだ!?」
「あのな、なんかイカツイ6人組がきたんだよ!
 ポリスはみんな出払っちゃってるし、
 多分今は三長老直属のエボリューターってのが応戦してるみたいなんだよ!」
「三長老直属のエボリューター?そんなの俺も聞いたことないぞ?」
「俺も初めて聞いたよ!でもそうらしいんだ!」
「とにかく中へ!」
ロココは荒れ果てたタワーのエントランスへ駆け込んで行った。
その様子を影でうかがっているものがいた。
「ロココ………アクセレイション………危険な存在………」




「さて、困ったもんじゃ、こんな所であいつらを使うことになるとは…」
「しかし、あのバロックという男の目的はなんじゃ?」
「わからん、しかしあれだけの組織を秘密裏に作り、そしてあそこまでの
 戦力に育て上げるのは並のことではないぞ」
「確かに…しかし、目的がどうであれ、我々に敵対する勢力であることは
 今の所間違いない…惜しい男ではあるが…」
「あの3人はまだ戻らんのか?」
「うむ、それもまだじゃ、危険な任務じゃからの、
 無事もどればいいが…」
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第10話 コンビネーション

センタータワーではシンゾウとジェイミーが死闘を繰り広げていた。
2人がかりで、挑んでいる相手は名をプリズマという。
体の末端から強力な破壊光線を発射する強敵である。
その光線は破壊だけでなく、おのれの推進力として宙を飛ぶことさえ出来る。
相対するシンゾウはマルチという分身能力、
そしてジェイミーはウォールという空間にブロックをつくり出すスキルを持っている。
先ほどプリズマによって打ち抜かれた3階分のフロアがちょうど
3人の戦場と化していた。
今は空中にいるプリズマから雨のように降り注ぐ光線を
それぞれが回避するので精一杯である。
「このままじゃラチがあかねえ!!」
シンゾウが悲鳴をあげる。
「なんとかする!!」
ジェイミーが現状を打破するために行動にでる。
自分を守るようにプレート状のブロックを次から次へと作りながら、
空間に凄まじい早さで階段を作りかけ上がってゆく。
「ほう、そこまでスキルを使いこなすとはよほど訓練されているようだ…」
「お褒めにいただき光栄!!」
ジェイミーはすでにプリズマのいる場所まで駆け上がり、
両手に巨大なブロックの塊をまとうと、渾身のチカラでプリズマをプレスしようと腕をひろげる。
「しかし、モーションが大きすぎる」
振りかぶっているジェイミーにプリズマがまさに光線を発射しようとしたその時。
「こっちこっち!」
プリズマの目の前に手のひら程のサイズのシンゾウがいきなり現れた。
「な!?」
いきなり視界を遮られたプリズマをジェイミーが渾身のチカラでプレスする。
バクン!!!!
「ナイスタイミングだ!シンゾウ!!」
シンゾウの分身は己の体積、もしくはチカラを分散させることで発生させることができる。
小さい分身をつくりだし、それを大きな本体が投げつけたのである。
ズガーン!
プリズマはついに地面に落ちた。
「グググ…甘くみたぞ、お前達、もう手加減はしない!!」
ゆっくりと立ち上がるプリズマ。
「ああ、俺達もだ」
プリズマを20人のシンゾウが囲み、
ジェイミーが今までに見せたことのない巨大なブロックをつくりあげた。
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第9話 運命

「どうしたどうした!そんなもんか!ハイポリス!!」
ロミオはロココ翻弄していた。
「くそっ!コイツ…強い!」
ロミオの能力自体はシンプルだった。
高い身体能力と爪と牙…
しかし……………
持ち合わせている基本能力がケタ違いだ、
自分達がデレクワンに受けてきた訓練の意味を今ここで知らされるとは…
ロンとナナシも同じく苦戦している、
恐らくはロココと同じことを考えているだろう。
「ちっくしょお!何なんだこいつらあ!!」
ロンの攻撃は空を切り、巨大な電撃を貯める時間を与えてもらえない。
ナナシは敵の行動を読み、先手を打つことで応戦しているが、
敵のスピードそのものについていけなくなりつつある。
「まずい」
誰もがそう思ったその時だった。
ロココとロミオ、そしてロン、ナナシと敵の間を長い帯のようなものが伸びてきて隔てた。
「これは?」
全員が驚き、それが伸びてきたところに視線を集中させる。
「助けにきたぜ!」
そこにはトノとサコンがいた。
伸びてきたものの正体はサコンの右腕。
「トノ!サコン!!」
ロココ達は純粋に味方の登場に救われた。
「ちっ、厄介なやつらが来たな…」
逆にロミオは歓迎できない敵の登場に表情をゆがませる。
「ロココ、ここはワシらに任せろ、今、センターが何者かに襲撃されている
 急いでもどるんじゃ!」
「何!?センターが!?」
驚きを隠せないロココ達。
「いや、それは俺達がさせない」
ロミオがロココの前にたちはだかる。
「そうか?キサマ、ワシの能力は知っとるんじゃろ?
 たった2人じゃが、無駄死にしにきたと思うか?」
「……………フォーチュンか……………」
予知能力………何人たりともこの能力の前では無力である。
自分にはわからない未来を知ったものの行動にどんな意味があるのか………
「くそっ」
「ハッタリか、それとも………さあ、どうするね?ロミオ?」
実際トノのこの行動はハッタリだった。
ここでこれから起る未来など見てはいない。
だが、ナナシからロミオの名をテレパシーで聞くことで、
今、はじめて会ったはずのロミオの名を口にしたトノの言葉は、あまりに効果的だった。
「さあ、早く戻るのじゃ」
「すまない、トノ」
「ロココ!先に行け、お前だけならすぐに戻れる!
 俺達もすぐに後から行く!!」
アクセレイションを持っているロココに事態を察したロンが先を急がせた。
「わかった!」
そういうとロココは瞬く間に姿を消す。
「お前達も急ぐのじゃ!」
「すまねえ、トノ!サコン!」
「まったく手のかかる奴らだぜ、お前らは」
「そういうなって、サコン」
ロンとナナシもロココの後を追い、トノとサコン、そしてロミオ達がそこに残される。
「………トノ、ロココは耐えられますかね、この先に待っている運命に………」
「………わからん、しかし運命に逆らうことはできん………」
トノとサコンは走って行くロン達を見送りながら、こんな話をした。
「さて、どうしようかの?サコン」
「へえ、なんせノープランですからね」
「このまま引き下がってくれんかの~」
「無理じゃないですか」
「やっぱり?」
ロミオが雄叫びとともに飛びかかる!
「すまんの、サコン」
「それは言わない約束でしょ、トノ」
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アジトの前で…

第7話4ページ4コマ目

ロココ達のアジト前で話すハンゾウとロン。
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第8話 突入

バロックは1人センタータワーを見上げていた。
ついにこの時が来た………
ついに全ての謎が解ける………
バロックはゆっくりと歩をすすめる。
少し離れてエイプリルが、また少し離れてエルモがそしてそのあとに
シンゾウ、コハル、ジェイミーが続く。
タワーの自動ドアがバロックに反応して開くと、能天気なアナウンスが流れる。
「アルカディアシティ、センタータワーへようこそ」
広々としたエントランスホールの中央奥に受付がある。
受付の担当者は手元の書類に目を通していた。
不意に手元が暗くなる。
顔を上げると、バロックが立っていた。
「いらっしゃいませ、本日はどういったご用件ですか?」
受付はそう聞きながら手元のスイッチを押していた。
来客リストに載っていない人物であることはさっき見ていた書類でわかっていた。
「警報は鳴らしたか?」
「!!」
「三長老に会いにきた」
バロックが指を鳴らすとエントランスフロアを囲むガラスが一枚残らず砕けちった。
ガッシャアーーーーーン!!!!
「きゃあーーーーーーー!!!!!」
あたりに悲鳴が響き渡る。
「もとより静かに入り込もうなんて思っちゃいない」
バロック達は騒ぎが大きくなったエントランスホールを横切り、
何事もなかったかのように奥のエレベータに向かった。




「バロック、このまま三長老の所までいけるなんて思っちゃいないだろ?」
エルモが昇っていくエレベーターの中の沈黙を破った。
「恐らく俺達を待っているのは、現役を退いた歴代のハイポリスってところだろう、
 それかもしくはそれ以上の存在…」
ゴクリ
エルモだけではない、全員が息をのんだ。
「だが、お前達のチカラはすでにハイポリス程度は凌駕している、
 問題は表舞台に出てこない、それ以上の存在ってやつだ」
チーン
エレベーターは押してない階でいきなり止まった。
「そら、来たぞ」
ドアがゆっくりと開く…
そこには1人の男が立っている。
「お前1人か?」
「そうだ」
男はそう言うと両手のひらを足下に向けて開いた。
パッ
男の手が光った、その時だった。
ドゴオオオン
バロック達の足下が一瞬で音をたてて崩れ落ちる。
「うわああああああ!!」
一瞬で起ったその破壊はタワーのフロア3階分程に及んでいた。
下まで落ちたシンゾウとジェイミーは
少し驚いた様子だが
「さすが、直接食らったらひとたまりもないな、これは」
そしてそこに落ちていない面々は…
すでに男の後ろにいた。
「貴様、名は何と言う?」
「……………バロック」
「それだけのチカラがありながら、なぜ今まで潜っていた?」
「お前に話す筋合いはない」
「なるほど、いずれにしてもここを通すわけにはいかない、
 それでもいくのならば死んでもらうしかないな…」
「そうかい、どっちにしてもそのつもりだろ、
 それにお前の相手は後ろの2人がしてくれるみたいだぜ」
男が振り向くと、自分の作った穴から、
シンゾウとジェイミーが浮かび上がってくる。
「テレキネシスを持っているヤツがいるのか」
「そゆこと!」
エルモがニヤリと笑う。
「いいだろう、だがその先に待っているのはお前達にとって絶望だ、
 ここを越えたことを後悔するがいい」
「忠告かい、有り難く受け取っておこう、
 シンゾウ、ジェイミー、あとは任せたぞ」
バロック達は3人に背を向ける。
しばらく歩き階段に辿り着いたとき、
背後から断続的に、そして止まることのない爆音が聞こえた。
しかし、誰1人足を止めない、振り返らない…
爆音はタワー全体を揺るがさんばかりに鳴り響き続ける。
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第7話 野性

「フフフ、あんときの必死なバロックときたらなかったな~」
「ロミオ!来たぞ!!」
「来たか!お前らちょっと集まれ」
ロミオは自分の部下4名に集合をかけると言った。
「相手はハイポリスだ、かなりキビシい戦いになる、他のグループよりもな、
 だから俺達なんだ、わかるな、
 だが、もし、命の危険に関わるようなときは迷わず逃げるんだ!
 俺達の目的はここで死ぬことじゃないからな、
 わかったか?」
メンバー達は顔を見合わせるとクスリと笑った。
「まじめな顔しちゃって、やだねー、そんなのわかってるって、リーダー」
「なんだよ、これじゃ締まんねえじゃん」
「アイアイ!リーダー!!」
「ちぇっ…よし、行くぞ!!!」
ロミオ達が振り向くと、そこには
ロココ、ロン、ナナシの3人が立っていた。




「リーダーは誰だ?」
ロココがロミオ達に声をかける。
「俺だけど?何?」
次の瞬間だ、ロココの立っている場所からロミオのもとまで、まるで帯の様なものが見えた。
それはロココの残像であった。
超高速に加速されたロココの拳がロミオの顔面を捉える。
ズバン!!!
ロココの拳からソニックブームが響き渡る。
それは攻撃がヒットした音ではなく、音速の壁を打ち破る音。
「あっけないもんだな…」
ロンがつぶやく。
「いや、そうでもないみたいだよ」
ナナシの言葉にロンは目をこらす。
ロミオはロココの拳をかわしていたのである。
「へえ~やるじゃんアイツ!」
ロンが目をキラキラさせる。
「いやあ、さすがハイポリスだね、怖い怖い、
 でもこれならウチのバロックの方が早いかな~」
ロミオの瞳がキラリと光る。
すかさず距離をとったロココのムネに浅い傷が残っている。
「危なかった………」
傷は服に残っているだけ、ダメージはない。
「ハイポリスさん、チーターって動物知ってる?
 君程じゃないけど結構早いんだよ」
ロミオはその体をみるみる狼男のように変貌させていく。
「俺のスキルは『チーター』、獣のチカラは怖いよ、気をつけて、ハイポリスさん」
ロミオの体は人とチーターの中間のような形になっていた。
「おい!ロココ!俺にそいつとやらせろ!!」
ロンが声を張り上げる。
「………いや、コイツは………俺がやる」
ロココは静かにロンを制する。
「ちぇ、また美味しいとこもってかれんな」
「………いや、ロン、アイツかなりヤバいよ………
 ロココでもキツいかも」
ナナシが真剣な眼差しでロミオを見ていた。
ナナシはサーチにさらにみがきをかけ、おおよその相手のチカラを、見れるようにまでなっていた。
「マジで?」
「ああ、俺達は他の連中の相手をしよう」
「しょうがねえな~」
ロンはやっと動き出した。
「おい、お前ら、俺が相手してやるぜ、光栄に思え!」
ロンの言葉を聞いた残りの4人はニヤリと笑う。
…………こいつらも相当やばいんだけどね……………
ナナシは1人息をのむ。
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第6話 ロミオ

「なあ、ロミオ、俺の話を笑わずに最後まで聞いてくれるか?」
親友の思いがけないその言葉自体にロミオは笑いそうになった。
「はあ?」
「いや、だから…」
どうやら本気なのだという事をロミオは理解した。
「いいよ、聞いてやるよ」
「…………………………ロミオ、お前エボリューターだろ」
「!!……………な、なに言い出すんだよ!?ち、ちげーよう!?」
「いいんだ、隠さなくて………俺もそうだから………」

シティでは赤ん坊が産まれた時にあげる産声をもって
その子がエボリューターであるかどうか、
どれほどのチカラを秘めているかをはかる方法を開発した。
産まれ落ちて最初にチカラを解放するその瞬間に、
その子が持って産まれた能力を量るある程度の目安があるらしいのである。
そして、その方法が確立されたのが今から15年程前である。
ロミオ達はそれ以前に産まれたので、自分でその事実に気付き、隠せば
一般人として生活ができるのだ。
人ならざる特種なチカラを持ったエボリューターは時として
普通の人間から怪異的な存在として扱われることがある。
そうでなければ、ポリスとしてシティを守るという重責を背負っていきる。
いずれにも属せず普通に生きたいと考えるエボリューターは少なくなかった。
実際にエボリューターによる事件は起こり、それをポリスが解決する。
ポリスではないエボリューターが存在しているからそれが起こりえたのである。
そして、その事件は大抵、隠していた能力を人に気付かれ、
差別的な扱いを受けたことが原因となっている。

「な、なに?オマエそうなの?バロック?」
「ああ、そうだ………」
バロックの表情は真剣そのもので、冗談を言っているふうではない。
ロミオはここで改めてバロックが何か重大な話をしようとしているとわかった。
「………ああ、わかったよ、そうだよ、俺も、そうだよ、エボリューターだ…
 どうしてわかった?」
「そりゃわかるよ、何年の付き合いだと思ってんだ」
「あ、そ」
今まで必死で隠してたつもりだったロミオはかなりガッカリした。
「で?どうしてそんなことをいきなり聞くんだ?」
「………実は………俺のチカラになって欲しいんだ」
それからロミオがバロックから聞いたのは驚くべき話だった。




話は例の「病院の火災」までさかのぼる。
「あの火災の時、俺は病院の目の前にいたんだ、
 産まれて間もない弟が病院にいたからな」
「その話は前にも聞いたことがあるよ」
「ああ、ここからがまだ、誰にも話していないことなんだ…
 俺はその時に病院の屋上に人影をみたんだ…」
「燃える病院の屋上に?人影?…
 助けを求める人?」
「………違う」
「じゃあ………………………!!」
「そう、エボリューター………」
「………ちょ、ちょっと待てよ、それまずいよ!本気でいってんのか!?」
「ああ、あの火事がこのシティにおける過去最大の惨事であることも知ってる、
 そしてそれが人為的なものだったとしたらどうなるのかってことも………」
「あの場にはハイポリスもいたんだぜ!そんなことあるわけないじゃん!何いってんだよ!」
「わかってるよ、オマエがそう言いたい気持ちは、
 これが事実なら………恐らくはセンターが何かを隠していることになる、
 このシティ始まって以来のスキャンダルだ」
「……………」
「そして何故俺が今になってこれを人に話すのか………」
「……………」
「見たんだ、この前のセンター公園で開かれた市民イベントの時に、
 三長老がタワーの2階で祝辞を言ってる時にその後ろに…
 3つの目……………」
「……………わかんねえよ、ちゃんと説明しろって」
「病院の屋上に見た人影もそうだったんだよ、3つの目を持つエボリューターだったんだよ!」
「……………!!!!!」
「もう、このまま全てを忘れることはできない!
 でも一人じゃあ……………
 頼むよ!ロミオ!!俺はあの火事で弟を失ってるんだ!チカラをかしてくれ!!」
「………バロック………」
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第5話 引き金

コンビニでの事件発生から数分後。
シティ北西の小さな公園でも騒ぎが起きていた。
やはり数人の未確認のエボリューターによるもので、
現場にクズキリ達が到着した時には、公園内に一般人の姿はなく、
5人の犯人グループがまるで、ポリスの到着を待ち構えていたかのようにそこにいた。
「これは…どういうことだ…」
さすがのクズキリも疑問を抱いた。
「ツキカゲ、先に動いたカーン達と連絡をとれ、
 ローズ、ピッチャー、連中から目を離すなよ」
思った以上に慎重にことを進めるクズキリ達に、
犯人グループの中の1人が先にしびれを切らした。
ピッチャーに狙いを定めたその男は凄まじい早さで、ピッチャーに躍りかかる。
遠隔攻撃タイプのピッチャーの行動が遅れる。
バコン!!!
男の攻撃はピッチャーの前に立ちはだかるローズのフォースフィールドに阻まれた。
「何してんだい?そんなに簡単にアタシ達のタマはとれないよ」
「そうこなくっちゃな!」
男がにやりと笑う。
次の瞬間、残りの4人もクズキリ達めがけて走り始めた。




「バロック!!マキューシオとベンボーリオのグループが交戦に入ったぞ」
「ロミオのグループは?」
「間もなく行動に移る」
「よし、計画通りだな、ロミオのグループが交戦に入ったら俺達も動くぞ
 エルモ!エイプリル!シンゾウ!コハル!ジェイミー!
 準備はいいな!」
「オウ!!」





「ロミオ、マキューシオとベンボーリオのグループはうまくやってるぞ」
「うん、そろそろポリスの連中、いや、もう残っているのはハイポリスだな…
 来る頃だ」
シティ北東の工事現場で騒ぎを起こしたロミオ達は他のグループと同様に
ポリスの到着を待っていた。
バロックの作戦…
シティの3方でそれぞれが主要ポリスの注意を引き、
その間にバロック達の本隊がセンターを攻める。
この巨大な都市の中枢に挑むこの大胆な計画のきっかけは、もう5年も前にバロックから聞かされた。
バロックが組織したこのグループは仲間内ではレボルターズと呼ばれていた。
何故この組織ができたのか、何故彼らはセンターに挑むのか…
このシティに住む人間ならば誰もが知っているあの「病院の火災」が引き金になっていた…
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第4話 はじまり

ある日のこと、
シティの南端で未確認のエボリューターによる街の破壊活動が確認された。
センターはすぐにポリスを派遣し、事件の鎮静を図ったのだが…

「な、なんだ、コイツらは!?」
現場はたった1軒のコンビニであった。
すでに店員や客は避難し、犠牲者はない。
しかし建物に残った犯人(5人のエボリューター)はいたずらにそこを破壊し続けている。
そして、何よりも現場に急行した、カーン達を驚かせたのは、
その戦闘能力の高さであった。
「だめだ、カーン!こいつら俺達の手におえない!」
バルスがカーンの元に戻ってきた。
「コッチもだよ!」
ナズナも同じ様子だ。
「相手はたった5人だぞ!コッチはBCクラスも合わせて10人以上いるんだぞ!」
「でも…」
「いい、俺がいく、2人はサポートしろ!」
頼れるリーダーの一言に弱気になっていた2人は再び戦火のコンビニに向かう。
コンビニの中では…
「おい、ついにボスのおでましだぜ」
「ふん、待ちくたびれたな」
「ああ、いつまでも建物壊し続けても限界ってもんがあるからな」
「バロックに連絡は?」
「もうすんでる、存分に暴れろってさ」
「よし、やるぞ!」
コンビニの外に歩み寄ってきていたカーンの足下が爆発する。
次の瞬間コンビニに飛び込んできたのは見えない何か。
「なんだ!?」
カーンが飛び込んでくるの待ち構えていた犯人達は驚いた。
そして続けざまにカーンの巨体が爆音とともに飛び込んでくる。
意表をつかれた犯人グループの中の2人にカーンはいきなり拳を打ちこむ。
「うわあ!!!!」
爆発に包まれた2人が叫びをあげる。
カーンは荒れ果てたコンビニの中を改めて見回し、リーダー格の男に目星をつけた。
「随分好き勝手やってくれたな!!」
怒りの形相でカーンはその男を睨みつける。
一瞬早く飛び込んだナズナ、そして後から入ったバルスがカーンの両脇に立つ。
「…………………………………なるほど」
リーダー格の男はしばらく3人を黙って見つめていたが、一言そういうとニヤリと笑った。
「こうじゃないと面白くないぜ」
先ほど倒されたと思っていた2人もすでに立ち上がっていた。
「…確かに、コイツら、俺達の手にはおえないかもしれない…」
カーンは表情には出さなかったが、「覚悟」を決めた。
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第3話 教官

時は、ファームでの訓練を終えたロココ達が、
ポリスとしてのさらなる訓練にのぞんでいる所までさかのぼる。

「ちょっと待ってくれっていってんじゃん!!!!」
全力で逃げ惑うロン。
コンクリートでできた巨大なフェンスの影にころがりこみ、
「冗談じゃねえ!殺されちまうぞ!!」
どうやら、何者かに追われている。
ドッカーン!!
凄まじい爆発音とともにフェンスが砕けちり、砂煙の中に赤く光る目をもった人影が現れる。
「うわああああああ!!」
ロンの顔が恐怖に歪む。
「ビーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「訓練終了です」
「……………………………………………!!」
「たっ…助かった!!」
「……ロン、落第だ」
砂煙の中の人影がロンに無機質な口調でいう。
「な、何いってんだ!スキルさえ使えれば教官なんて楽勝だっつーの!」
「ほう、クズキリに散々やられた者の台詞とは思えないな」
「……………あ、あんときの俺とは違う……」
痛い所をつかれたロンは教官と呼んだ人影から目をそらした。
「全員集まれ」
教官のことばに、訓練用のフィールドの外からロン達の周りにゾロゾロと人が集まってくる。
その顔ぶれはロココ達と同期のポリス候補生達、
つまりついこの間までファームで訓練に明け暮れていたエボリューターの面々である。
「何だ、だらしねえな~ロン~」
クズキリがニヤニヤしながらロンに嫌みをいう。
ロンは頬をパンパンに膨らませてふてくされている。
「全員集まったな、
 いいか、お前達は人より優れた強靭な肉体を生まれながらにもっている。
 しかし、お前達を特種な人間たらしめているのは、ロンのスパークのようなスキルに他ならない。
 そして多くのエボリューターがそのスキルに頼っている。
 ここでは、本来の身体能力に徹底的にみがきをかけてもらう!
 スキルは一切使わせない!
 泣き言は許さん!
 わかったか!!」
教官は足下に座り込んでいるロンを睨みつける。
「………………………………」
ロンは何もいえずに下唇を噛んでいた。
「次は誰だ、なんなら何人でかかってきてもいいぞ!」
キラーン
教官の言葉にロックハートの4人の目が光った。
「後悔してもしらないよ!」
ローズが指をバキバキと鳴らした。
4人はやる気満々だ。
教官と呼ばれているこの男は名を「デレクワン」という。
未熟な若いエボリューター相手とはいえここまで彼らを圧倒できる彼は
センターで唯一の人造エボリューターである。
「いいだろう、かかってこい!」
デレクワンはニヤリと笑った。
「ワシ、見たぞ」
トノがボソッと言う。
「何をですか?」
サコンが聞く。
「あいつら全員ボッコボコにやられる…」




現在。
シティ中央にそびえ立つ、センタータワー。
ドーム型都市であるアルカディアシティのドーム頂上まで届くこの巨大なタワーは、
シティの全ての政治的機関を司るシンボルである。
タワーの周りには公園がひろがり、センター市民の憩いの場ともなっていた。
そして今そのタワーの中から眼下に広がる平和な光景を眺める3人の影がある。
彼らはこのシティの最高権力というべき、三長老である。
「平和だ…」
「しかし、この平和も永遠ではない…」
「うむ、どこまでできるか…」
3人はしばらくそこで公園の様子を眺めていたが、
「三長老、報告があります」
部屋の闇に光る赤い瞳のことばに、惜しむようにその場を離れ、
声の主と共に暗闇に消えて行った。
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第2話 反乱の旗印

「リーダー!」
声をかけられた男は名前をバロックという。エボリューターである。
声をかけた男もまたエボリューターで、名前はエルモ。
「なんだ、エルモ」
「ああ、そろそろ、センターの連中が俺達の動きに気付き始めたらしい」
「…まあそりゃあそうだろうな、これだけの人数が、しかも全てエボリューターが集まればな…」
「じゃあ、そろそろ、行動に移る段階か?」
「そうだろうな」
細い通路を歩きながら話していた2人が大きな部屋に辿り着く。
そこには30人近いエボリューターがいた。
誰1人しゃべりもせず、このリーダーの到着を待っていたのだ。
「1月後だ…」
バロックは静かにしゃべりだした。
「それまでに備えるんだ…」
「その時に後悔することのないように…」
その短い言葉に、部屋の中にいたエボリューター達は静かにうなずいた。

部屋を後にしたバロックに女が声をかける。
「バロック…」
女は不安げにバロックを見つめていた。
バロックは歩を止め、女を優しく抱きしめると、耳元でささやいた
「大丈夫だ、何の心配もいらない、俺を信じろ…」
「…うん」
再び歩き始めるバロックの後ろを女は今だ不安気な表情で歩いていた。
彼女の名はエイプリル。やはりエボリューターであり、そしてバロックの恋人でもあった。




「デレクワン…どうじゃ、今期のポリス達は…」
「ハイ、ファームではゲルトにかき回されたりと不安もありましたが、
 かなり優秀な人材が揃っています、
 スピットファイア以外にも多くハイポリスに相当する人格と実力を持った者がいます」
「うむ…なるほど…今回のポリス達のチカラがあれば…」
「その後、そのゲルトの行方は?」
「………不明のままです」
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第1話 ヒーロー

「あぶない!」
転がるボールを追いかけて子供が道路にとびだす。
すぐそこまでブレーキの音を響かせたトラックが迫っている。
「キキキキキイイイイイイ!!!!」
子供のいた場所を10メートルほど過ぎたところでトラックはやっと停止する。
あたりを静寂がつつみ、子供の追いかけていたボールだけがてんてんと転がっていく…
「危ないぞ、気を付けなきゃ!」
歩道で言葉を失っていた母親の耳に少し離れたところから声が届いた。
そこにはロココに抱えられた少年がいる。
少年も母親もやっと現実に戻った。
母親は子供の無事に…
子供は憧れのヒーローに抱かれていることに…

母親は何度も頭を下げて、子供は目をキラキラさせてロココ達を見送っていた。
「あ~あ~、いつもこういうおいしいところはロココに持ってかれんだよな~」
ロンが憎まれ口をたたくと、
「何いってんの!そういう問題じゃないでしょ!」
それをクララが怒り、
「ははははははは」
ナナシがそれを見て笑った。

ロココ達がファームでの訓練を終えてから、すでに3年の月日がたっていた。
ロココ達スピットファイアの主要メンバーは条件通り、ハイポリスとなるべく、
その後さらに過酷な訓練を2年間受け、今、シティの人々の生活を守り、 ポリスを統べる者として忙しい日々を送っている。
ただ1人、ハンゾウは、その身体能力と特性を買われ、ハイポリスとは違う別の特務組織に配属された。
今は、ロココ・ロン・ナナシ・クララの4人がチームとして行動を共にしている。
ロココはさっきのようなことがあると、いつも思い出す。
自分もああやってグリフに助けられたから、今こうしてハイポリスになれたのだ…
いくぶん大人になったロココの顔には、昔にはなかった落ち着きと、強い決意のようなものがあった。
それを隣で見守るクララは、何とも言えない安心感に包まれていた。
「……ちぇ」
ロンは不満そうだが…

「そういえばロココ聞いた?」
「ん?何?」
「例のウワサだよ」
「だから何?」
「たくさんのエボリューターが集まって何か怪しげな組織を作ってるらしいって話」
「ふうん」
ロココはそう答えてナナシに言い聞かせる
「あくまでウワサだろ!そんなんより俺達にはやることがいっぱいあるんだぞ!」
「うん、まあ、そうだけど~」
サーチのせいだろうか、ナナシはこういうウワサ話がすきなのだ。
しかし、今回の話は…
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描いてます

第7話3ページ目ラフ

落ち込むこともあったけど、
わたしは元気です!!!!!!!
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慣れ

設定

モールエイジというマンガも次で第7話です。
少しずつそれぞれのキャラクタが固まってきたところ。
主要なメンバーは自分の中で「こう!」ってのがこんな感じ。
かわいい奴らさ~
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COMITIA92

ゼッペキ4号表紙 ゴールデンウィークの5/4火曜日に行われる
COMITIA92に今回マンガを寄稿させていただいた
87さんの白紙堂さんが参加いたします。

<場所と時間>
有明・東京ビッグサイト東1・2ホールにて
11:00~16:00

僕も前日から上京するつもりです。
ご興味のある方は来て下さいね~
3日の夜は飲みます!
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フォルテ

フォルテ

「博士!敵の攻撃は勢いを増すばかりです!
  とても防ぎきれません!」
基地の司令室にも敵の攻撃によって起る山鳴りのような地響きが届いていた。
「く…まさかここまで敵の動きが早いとは…」
「ライト博士!レベル1の防御シールド突破されました!」
「…!…全てのシールドが突破されるのも時間の問題か!?…」
「敵機の総数把握完了、その数200!?……博士!……」
「ロックマンとブルースは?」
「すでに応戦中です!とても2人だけではさばききれません!」
「………むう…最後の手段をとるしか…ないのか…」
ライト博士はうつむくと、自分のコンソールにある赤いボタンに目をむける…
「ラッシュの反応無くなりました!博士!博士!!」
助手のロールの声はもはや叫びに変わっている…
「ロックマンの残りエネルギーも1/3を切りました!博士!
  ブルースの反応が…消えかけています!博士!博士!!」
ロールは涙を流していた…アンドロイドのはずのロールが…
ライト博士はそれを見て最後の決断を下す…
博士の人差し指が基地の自爆ボタンに伸びる…
司令室を静寂がつつみこんだ…
…………………………………………!
静寂!?
博士とロールがメインモニターに釘付けになる。
何が起っている?
「ロックマンとブルースは!?」
「以前応戦中です、ブルースもなんとか持ちこたえています!」
「なぜいきなり敵の攻撃が弱まるのだ?」
「博士!敵機の反応がものすごいスピードで減っています!
  すでに残り50!凄まじい早さで敵機を落としている機体があります!」
「……?いったい誰が?」
「少し待ってください!早すぎて捕捉できません!」
メインモニターには次々と起る敵機の爆発だけが花火のように映し出されている。
「…いったい…誰なんだ……」
「博士!捕捉完了しました!」
「!!!」
「………フォルテです!!!」
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テーマ : ファミコン ジャンル : ゲーム

ブルース

ブルース00

何となく…この子はロックマンに出てくるブルースって子ですよ。
ちいちゃい頃にやったな~って位で実はあんまりやってないんだ。
78さん達がロックマンの同人誌出してるのを見て、触発されました。
かなりざっと描いたんで…まあ…フフフ
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テーマ : ファミコン ジャンル : ゲーム

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第1話(マンガ版)
第2話(マンガ版)
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第11話(マンガ版)
第12話(マンガ版)
第13話(マンガ版)
第14話(マンガ版)
第15話(マンガ版)
第16話(マンガ版) NEW!

第2章
プロローグ
第1話 ヒーロー
第2話 反乱の旗印
第3話 教官
第4話 はじまり
第5話 引き金
第6話 ロミオ
第7話 野性
第8話 突入
第9話 運命
第10話 コンビネーション
第11話 水魔
第12話 足止め
第13話 助っ人
第14話 閃光
第15話 三眼の男
第16話 極炎の宴
第17話 裏切り
第18話 覚悟
第19話 ロン
第20話 仇
第21話 真実の扉
第22話 弟

第1章
プロローグ
第1話 きっかけ
第2話 出会い
第3話 デュエル
第4話 誤算
第5話 決着
第6話 余韻
第7話 密会
第8話 油断は禁物
第9話 兄弟
第10話 涙のむこう
第11話 トリデ
第12話 チカラ
第13話 休息
第14話 決戦の時
第15話 逆転
第16話 軌道
第17話 必殺技
第18話 狂気
第19話 光
第20話 喜びの中
エピローグ

登場人物相関図

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描いています。
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