スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
FC2ブログランキング FC2ブログランキングに参加しています!
面白かったり、気に入っていただけたら押して下さい!

第5話 決着

第5話イメージ

ハンゾウとピッチャーの戦いは決着の時を迎えていた。
「もらった!」ハンゾウの背後をとったピッチャーが渾身の力で持っているボール全てを投げつけた。
まるでガトリングガンでも撃ったかのように無数の弾丸とかしたボールがハンゾウに炸裂し、あたりが噴煙につつまれる。
「へっ、ざまあみろってんだ!」
ピッチャーは捨て台詞をはいて噴煙に背を向けた。が…
「待て」噴煙の中からハンゾウの声が響いた。
驚いて振り向いたピッチャーは噴煙の中から両手に打刀を持って現れるハンゾウの姿をみた。
普段は背中にさしたままのもう1本の打刀を左手に持ったハンゾウはそのままピッチャーに向かって走り出した。
「くっ!」ピッチャーは足下に転がるものを手当たり次第にハンゾウに投げつけるが、
全てがことごとく2本の打刀にはじかれ、ハンゾウの足を止めるにはいたらない。
気がついたときにはハンゾウの2本の打刀がクロスするかたちでピッチャーの首もとで光っていた。
「まいった…」ピッチャーの口から降参の言葉がもれた。


ロココは2対1の苦戦を強いられていた。
目くらましをしているのは「ツキカゲ」だ。スキル「フラッシュ」を使って強力な光を発する。
幾度となくローズとツキカゲの連携でダメージを受けたロココはつぶやいた。
「まだか?」
「何いってやがる!そろそろくたばりやがれ!」強力な閃光がはしり、またローズが突進してくる。
しかし、ローズの突進は空をきった。
「あれ?」ローズは辺りを見回すがロココの姿はない。
「後ろだ!」どこからか声が響き、ローズは振り向いた。
「おしかったな」ロココはひとこと言うとローズのみぞうちに一撃を浴びせた。
「ちっくしょ……」ローズがくずれおちた。
「なんで…」
「最初にくらった時からツキカゲがどこにいるかはわかってたんだよ、俺“達”には」
ロココがそういうとビルの影からナナシが姿を現した。
「屋外なら光源に背をむければある程度はフラッシュを軽減できるからね」ナナシがいった。
「ナナシのサーチでツキカゲの居場所を知り、現在の戦況も把握して戦ってたってことさ」
「なんで…」ローズがナナシを見てまた言った。
「最初からお前達2人をこういう形で相手にする計画だったのさ」
ロココがにやりと笑う。
「反撃のタイミングをはかっていたのは、ロンがクズキリを足止めし、
  そしてハンゾウがピッチャーを倒し、
   それ以外のメンバー達の戦力がある程度まで減るのを待ってたんだよ」
ローズの目が見開いた。もし今の状態でツキカゲが倒されたらどうなるか…
「ツキカゲ!!逃げろ!!!」ローズが叫ぶ。
「遅い」ロココがそうつぶやいた時にはもうビルの2階に潜んでいたツキカゲの後ろに立っていた。
「お前のフラッシュが早いか、俺のアクセレイションが早いか試してみるかい?」
「くっ、降参だ」ツキカゲは両手をあげた。


全てはロココ達の計画どおりにことがすすんだ。
本来ならば「ロックハート」はロココにはクズキリ、ハンゾウにピッチャー、ロンにローズ、ナナシにツキカゲをぶつけるのがまっとうな作戦だった。
実際いままではそうだった。
ロンとローズ、ナナシとツキカゲはほぼ互角、ハンゾウはつねにピッチャーを圧倒できたが、ロココとハンゾウの2人がかりでも時間内にクズキリを倒すにはいたらなかったのだ。
怒りに任せてクズキリが苦手としているロンに挑んだ結果だった。
ツキカゲが降参した時点でクズキリのチームはクズキリ以外の主力メンバーを失い、
その他のメンバーもほとんど力を失っていた。結果…
ルインズフィールドにサイレンが鳴り響いた。
「デュエル終了!勝利チームはスピットファイア!勝利チームは……」
フィールドにセンターからの放送が響き渡った。
クララはこの放送を聞くとその場にへたりこんだ。
「よかった…」安心と喜びの思いだろう、
クララの目にはちょっぴり涙が浮かんでいた。
誰よりも安心したのはロンだった。
「やったぜ……」
ロンはボロボロで、すでにクズキリとの戦いで力を使い果たしかけていた。
ロンの攻撃がクズキリに全く効かなかった訳ではない。
しかし、本気のクズキリのタフネスは半端なものではなく、
ロンは足止めどころかかなり危険な状態まで追い込まれていた。
あと少し遅れていたら戦いは長引いていたかもしれない。
クズキリは自分のチームが負けたことを知ったときから肩をがっくりと落とし、
両の膝を地面に落とすと、情けない顔でうつむいたままピクリとも動かなかった。
スポンサーサイト
FC2ブログランキング FC2ブログランキングに参加しています!
面白かったり、気に入っていただけたら押して下さい!

テーマ : マンガ ジャンル : アニメ・コミック

コメント

管理者にだけ表示を許可する

No title

(ノ゜ο゜)ノ オオオオォォォォォォ-
ハンゾウ、かっこええですねっ(o^-')b

すみません、リンク頂いたばかりなのですが、私の方が次回作執筆中で、あまりお友達の所へ訪問出来ていません><

けど、また読ませて頂きに来るので、宜しくお願いします<(_ _)>
メインメニュー
第1話(マンガ版)
第2話(マンガ版)
第3話(マンガ版)
第4話(マンガ版)
第5話(マンガ版)
第6話(マンガ版)
第7話(マンガ版)
第8話(マンガ版)
第9話(マンガ版)
第10話(マンガ版)
第11話(マンガ版)
第12話(マンガ版)
第13話(マンガ版)
第14話(マンガ版)
第15話(マンガ版)
第16話(マンガ版) NEW!

第2章
プロローグ
第1話 ヒーロー
第2話 反乱の旗印
第3話 教官
第4話 はじまり
第5話 引き金
第6話 ロミオ
第7話 野性
第8話 突入
第9話 運命
第10話 コンビネーション
第11話 水魔
第12話 足止め
第13話 助っ人
第14話 閃光
第15話 三眼の男
第16話 極炎の宴
第17話 裏切り
第18話 覚悟
第19話 ロン
第20話 仇
第21話 真実の扉
第22話 弟

第1章
プロローグ
第1話 きっかけ
第2話 出会い
第3話 デュエル
第4話 誤算
第5話 決着
第6話 余韻
第7話 密会
第8話 油断は禁物
第9話 兄弟
第10話 涙のむこう
第11話 トリデ
第12話 チカラ
第13話 休息
第14話 決戦の時
第15話 逆転
第16話 軌道
第17話 必殺技
第18話 狂気
第19話 光
第20話 喜びの中
エピローグ

登場人物相関図

その他のイラスト
フィギュア
リンクフリーです!






質問・ご感想・その他

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
プロフィール

コイケタク


絵と物語:コイケタク
自作の漫画と小説を
描いています。
よろしくお願いします。

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


FC2 Blog Ranking
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。