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第17話 必殺技

斬!

ハンゾウとゲンナイは共に激しく打刀のシノギをけずる。
二刀流対四刀流。
問題なのは四刀流ということよりも、四本腕があるという事実。
すでにハンゾウの手数はウコンと戦った時を上回り始めている。
しかし、倍の腕をもつゲンナイの攻撃をすべてさばき切るにはいたらない。
徐々にその身をけずられてゆくハンゾウ…
「くそ!このままでは…」
ゲンナイが余裕の表情でハンゾウにささやく。
「そろそろケリをつけようか?ハンゾウ」
2人の間合いが一瞬開く。
来る!
ゲンナイは4本の打刀をゆらゆらと回した後、次の攻撃の構えに入った。
やるしかない!
ハンゾウは大きく息を吸うと目を閉じ、2本の打刀を鞘に収めた。
「ふん、覚悟はできたかい?」
ゲンナイの言葉にハンゾウは閉じた目を開き、語気を強めた。
「来い!」
2人の間の空気がピンと張りつめた…
………しばしの沈黙………
「これで終わりだ!!!」
4本の腕を自分の体の前で腕組むようにして、
今までにないスピードでゲンナイは走り出す。
交差する刹那、ゲンナイの4刀は凄まじい勢いで切り開かれ、
あたかもクロスの閃光が走った様に見えた。
ハンゾウの背後、10メートル程まで走り抜けたゲンナイ。
今だ鞘に収められた打刀の柄を握ったままのハンゾウ。
………………
倒れたのはゲンナイ。
両膝を落とし、肩で息をするハンゾウはつぶやいた。
「二刀流………居合い……」 まさに一瞬。
ハンゾウがウコンから受け継いだ居合い斬りは、
もはや目で見ることは不可能だった。


「いいかロン、お前はただ電撃を飛ばしているだけなんだよ」
ロンの脳裏にサコンの言葉が蘇っていた。
目の前の敵バルスは次から次へと衝撃波「ショックウェーブ」をロンに発射してくる。
ショックウェーブそのもののスピードはさほど早くない。
やっかいなのはそれが目に見えないこと。
空中に、時に地面を介して…
「考えろ、サコンに教わったことを利用すればなんとかなるはずだ…」
幾度もショックウェーブを受けながら、ロンは考えていた。
「いいか、地面にある砂でもいい、空気中にあるホコリでもいい、
 究極的には空気でさえも…
 静電気の様に帯電させるのだ。
 それが大きな固まりになればお前の電撃はさらに
 熱と質量を手にいれる…」
それには時間が必要だ…
まずは…
ロンは両手を広げる。
「んんん、何だ?お手上げか?」
バルスはそう言うと再びショックウェーブを発射する。
その時。
「パチパチパチ…」
何もない空間を小さな光と音が走るのが見えた。
「!!!」
「見えたぜ、お前のショックウェーブが!!」
ロンは自分の周りに静電気にみたされた空間をつくりあげたのだ。
「見えちまえば、避けるのは簡単だぜ!」
「くっ!くそっ!」
バルスは手当たり次第にショックウェーブを発射する。
が、ロンは全てをことごとく避けてしまう。
しばらくそんな攻防が続き、ロンが満を持したように口を開いた。
「さて、ここからが見物だぜ!」
バルスは自分の足下が明るくなっているのに気がついた。
いや!違う明るいのは自分の頭上だ!
あわてて上を見上げるバルス。
すでにそこには先ほどからロンが攻撃を避けながら作り続けていた
巨大な電気のかたまりがあった。
「な、なんだこれは…」
バルスは目を剥き呆然とした。
ロンがニヤリと笑う。
「食らいやがれ!!!!!」
ロンが両手を振り下ろす。
「う、うわあああああああああああ……」
ロンの作った電気の固まりは瞬く間にバルスを包み込み
「ズドオオオオオン…」という大きな音と共に弾けとんだ。
例えるならば巨大な風船を叩き付けられた感じだろう。
だがそれに熱と電気が加わり凄まじい破壊力を生み出したのだ。
それを一身にくらったバルスはもちろんひとたまりもなかった。
「へっ!や、やったぜ…」
巨大な電力を消耗したロンは息も切れ切れに言った。
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テーマ : 創作・オリジナル ジャンル : アニメ・コミック

コメント

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『斬!!』

Yeeeeeeesss!イカスゼ、ハンゾウッ!!
…また取り乱してしまった…聴かなかったことにしてクダサイ。

(気を取り直して)第一章も終わりに近づいてるんですね~。
書いてて楽しかったっての、すごくこちらに伝わりますよ。
モールエイジさんのやりたいことが、沢山叶うといいですね♪

あ、毎回いまさらな感想で恐縮ですけど、
遺産06のBボーイッシュなイラストは、僕のお気に入りです。

Re: G.D.M.T.さん

いつもハンゾウびいきなコメント有り難うございます!
でも残念ながらハンゾウはこれでしばらく活躍の場を失ってしまいます。
ちょっとかわいがりすぎました!

やりたいこと、みんなやりたいです!
やるとやらないは天と地の差がありますからね!
遺産の感想もうれしいッス!もうそろそろネタ切れです!
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第2章
プロローグ
第1話 ヒーロー
第2話 反乱の旗印
第3話 教官
第4話 はじまり
第5話 引き金
第6話 ロミオ
第7話 野性
第8話 突入
第9話 運命
第10話 コンビネーション
第11話 水魔
第12話 足止め
第13話 助っ人
第14話 閃光
第15話 三眼の男
第16話 極炎の宴
第17話 裏切り
第18話 覚悟
第19話 ロン
第20話 仇
第21話 真実の扉
第22話 弟

第1章
プロローグ
第1話 きっかけ
第2話 出会い
第3話 デュエル
第4話 誤算
第5話 決着
第6話 余韻
第7話 密会
第8話 油断は禁物
第9話 兄弟
第10話 涙のむこう
第11話 トリデ
第12話 チカラ
第13話 休息
第14話 決戦の時
第15話 逆転
第16話 軌道
第17話 必殺技
第18話 狂気
第19話 光
第20話 喜びの中
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